相手の親への挨拶のコツ

結婚が決まるとまずは相手のご両親に対して挨拶をしなければなりません。
近年ではこの挨拶をする際にパートナーと待ち合わせをして一緒に自宅に伺うといった方法もあるようですが、基本的には女性のご両親に挨拶に行く際には男性が一人で出向き、女性は自宅で待つようにしましょう。

男性のご両親に挨拶に行くのであれば、男性が駅などまで出向き、女性を連れて行く形でエスコートします。
相手のご自宅に伺った際には必ず玄関先でしっかりと挨拶をして、どうぞと声がかかるまでは靴を脱がないようにしてください。
声がかかり始めて失礼しますと靴を脱ぎますが、ここでご両親にお尻を向けてしまうのはマナー違反となります。

自分の靴を揃える際には体を90度傾けた状態で低い姿勢になり、しっかり靴を揃えるようにしましょう。
その後改めて失礼しますと声をかけてから家の中に入ります。

部屋に入ってもすぐに座らない

部屋に通された後もすぐに腰を下ろしてしまうのではなく座ってくださいと声がかかるまでは待つようにしましょう。
手土産を持っていくのは基本中の基本ですが、ここで手土産を渡すのではなく手土産はあくまでも腰を下ろしてくださいと声がかかった後で差し出すようにしてください。

つまらないものですが、というよりも、ほんの気持ちですと言った方がその場の雰囲気は良いものになります。
中にはつまらないものをよこすな、と言う人もいますので、ほんの気持ちですと伝えるようにしましょう。
座布団が敷いてある和室の場合には絶対に座布団を足で踏むことがないように、まずは畳の上に膝をついてしっかりご両親に挨拶をしてください。

座布団を使ってくださいと声がかかるまでは座布団を使わず畳の上に座りましょう。
もちろん男性の場合はここであぐらをかいたりせず正座です。
どんなに緊張していても手先が遊んでいたりすることなく、太ももの上で軽く拳を握っておくようにしましょう。

しっかり話す内容を考えておく

初めて相手のご自宅に伺う際、極度の緊張をしていることがほとんどです。
しかし伺っているにもかかわらず、なかなか核心に触れなかったりすればイメージはどんどん悪いものになります。
こうなる前の段階でご両親もある程度内容は把握していますので、しっかり自分の気持ちを伝えるために結婚したいと言った意向を伝えるようにしましょう。

はっきりとご両親の目を見ながら伝えることが大切です。
またこの際に、これまでの家庭環境や現在の仕事、そして給料などをご両親から聞かれる事がありますが、このような部分も正直に答えるようにしましょう。

ご両親の立場を考えてみれば、こうした内容が気になるのは当然のことです。
しっかり安心して任せてもらえるように正直に答えることが大切です。